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下水サーベイランスで中野国交相に提案書

硫化水素対策にも活用可能

全国下水サーベイランス推進協議会と一般社団法人日本下水サーベイランス協会は前週8月1日の厚労省・国交省への提案活動に続いて、8月5日、中野洋昌国土交通大臣に、下水サーベイランスの社会実装に向けての提案書を手交した。

提案内容は本紙既報の通り、今年12月までに下水サーベイランスの拠点都市200を選定するなどの提案を含む①全国実施体制の構築、②予算の確保、③データプラットフォームの構築、④法制度の整備、⑤調査研究・情報共有体制の整備――の5項目。

加えて、8月2日に起きた埼玉県行田市の事故にも触れて安全対策について意見交換を行い、下水サーベイランスが管路の腐食対策にも活用できる(硫酸還元菌や硫黄酸化細菌の検知・測定が可能)ことを説明した。

これら下水サーベイランスの社会実装に向けた提案に対して中野大臣は、「上下水道関連部署と相談・検討していきたい」と応じた。

【提案先】
中野洋昌 国土交通大臣

【訪問者】
村上雅亮 日本下水サーベイランス協会会長
小林博幸 同協会副会長
谷戸善彦 同協会副会長・全国下水サーベイランス推進協議会理事
(同行)櫻井博章 日本ヒューム株式会社取締役