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大阪市「下水道のミライ」盛況

若手職員らが描いた未来は万博レガシーに

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大阪市のインテックス大阪で開催中の下水道展(日本下水道協会主催、7月29日〜8月1日)で、ご当地、大阪市のブース「下水道のミライ」が多くの来場者で賑わっている。

初日はマンホールカードの配付もあり親子を中心に100人を超す長蛇の列ができた。

展示のコンセプトは、下水道展を機に下水道を知って欲しい、さらには万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合わせて、下水道の未来像を思い描いて欲しい――というもの。

ブースは2つに分かれ、前半はクイズ形式で、例えば浸水対策に必要な〇〇〇とは何か? とやや難しい設問に対して、ブース内のパネル(展示解説)から答えを導き出すような工夫が盛り込まれていた。また水がきれいになる仕組み(ろ過)を工作で学ぶワークショップも併催された。

後半は「ネオ下水道計画。未来をつくる下水道」と題して、デジタルサイネージのマンガを見ながら下水管を模したトンネルを進む仕組み。

その未来像は大阪市建設局の若手職員を中心に、府下の自治体やクリアウォーターOSAKA(大阪市出資会社)などから「未来の下水道はどうあるべきか」について意見を募り、描き出したという。

このトンネルセットは下水道展の前週、万博会場で大阪市が展示したインフラモデルの一部で、そのまま下水道展会場に移設された。また、下水道展終了後は万博のレガシーとして市の下水道科学館(海老江下水処理場隣接)に展示されるという。

市の担当者は「来場者さんの多くがとても興味を持っていただいているのが分かります、我々としても嬉しい限りです」と手応えを話している。