【SPR工法】 SPR工法は、老朽化した既設管の内側に硬質塩化ビニル材(プロファイル)をスパイラル状に製管し、既設管との間隙に特殊裏込め材を充填することにより、既設管・更生管・裏込め材が一体化した強固な複合管として蘇らせる工法です。 SPR工法には①水を流しながら施工可能 ②様々な断面形状に対応が可能(円形管:φ250〜4750 mm、非円形管:800〜5750 mm) ③曲線部施工に対応(曲率半径5Dまで) ④耐震性に優れる といった特長があります。【SPR−SE工法】 SPR−SE工法は、SPR工法最大の特長である通水施工をそのままに、自立管として更生できる唯一の工法です。 プロファイルに組込まれた高い剛性を持つスチール部材により強度を発現し、更生管だけで自立強度を確保できるため、あらゆる管種に適用することが可能です。そのため、老朽化が著しく残存強度が期待できない場合でも対応できます。(適用既設管径φ450〜1650 mm) 日本SPR工法協会では、小口径から大口径まであらゆる断面形状に対応できる更生工法を取り揃え、下水道管の老朽化の危機を解決するとともに、管きょの耐震化に貢献しています。今後もインフラの改築・更新事業を支えるべく、品質の向上とコスト縮減に努めてまいります。小 間 番 号■ 札幌ドーム ■臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08 【SPR−NX工法】 SPR−NX工法は、SPR工法の特長に加えて、製管機の小型化や支保工レス注入を採用することにより流下阻害を軽減。高水位管きょや急な水位上昇に対応できます。(適用既設管径φ1000〜2000 mm)【オメガライナー工法】 オメガライナー工法は、老朽化したヒューム管、鋼管などの小口径管路を、Ω状に折りたたんだ形状記憶性能を持つ硬質塩化ビニル管を蒸気で加熱することで円形に復元させて更生する工法です。 適用既設管径はφ150〜400 mm、耐震性・耐摩耗性・耐食性に優れており、有機溶剤を使用しないため臭気や火災が発生する心配もありません。令和4年度末における累計施工延長は696 kmに達しています。58SPR工法 施工現場SPR−NX工法 製管オメガライナー工法出展ゾーン[出展者]日本SPR工法協会[所在地]〒101-0047 東京都千代田区内神田2-10-12 内神田すいすいビル4F[連絡先]TEL:03-5209-0130 FAX:03-5209-0131 Eメール:info@spr.gr.jp 担当部署:技術部●下水道展 ’23札幌 本紙が注目する今回必見の技術・製品等●Technologies & Products, etc 2023建 設SPR工法老朽管路を再生する“スパイラルの力” 施工実績1,552 kmを突破!N2-10
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