深刻な老朽化が進行し対策が急務となっている多くの下水道管路。東亜グラウト工業は、調査診断から洗浄、更生、耐震化、下水熱利用まで、豊富な工法バリエーションであらゆる維持管理のニーズに対応いたします。氷で圧送管路を洗浄 『アイスピグ管内洗浄工法』 管内に挿入した特殊シャーベットが管壁のマンガンやバイオフィルムなどの汚れを落とし、堆積物を包み込みながら管外へ排出します。従来の洗浄法に比べて詰まり・破損のリスクが小さい、長距離洗浄が可能、作業が短時間ですむ、材料が水と食塩のみで無害なため安全・安心といった特徴があります。 光でスピーディに非開削更生 『アルファライナーH工法』 光を照射することで硬化する光硬化性樹脂を使用し、非開削で管路を更生する工法です。材料の選定は1mm単位で行い、無駄のない更生材の選択が可能。更生材に強固なガラス繊維を採用することで、高強度な新しい管を既設管内に構築することができます。小 間 番 号■ 札幌ドーム ■管きょの耐震化 『マグマロック工法』 耐震性のない既設管きょを非開削で短時間に耐震化する技術です。既設管きょのマンホール接続部に誘導目地を切削し、ステンレスとゴム製スリーブの耐震リングを設置することで、レベル2地震動に耐えられる構造へ改造します。管路更生と下水熱利用を同時に実現 『ヒートライナー工法』 外気と比べ、温度が常に一定の下水の熱エネルギーを空調・給湯・床暖房・融雪に有効活用化する技術です。老朽管の更生と同時に管底に設置した熱交換チューブ内に不凍液を循環させて施設へと搬送し、熱源として利用します。循環型社会の実現へ 『ルネッサンスシステム』 下水処理場で発生する下水熱や消化ガスから回収したCO2を活用し、施設周辺に設置したハウスの植物栽培に利用します。植物に適した温度や湿度、CO2濃度の制御によって、低コストかつ効率的な農業生産を確立させ、循環型社会の実現に貢献します。臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08当社は2021年に11月8日を「水循環に思いをはせる日」として日本記念日協会に申請&登録しており、関連した一連の活動、また自然災害から人々を守るための当社の「地盤改良事業」「斜面防災事業」「管路メンテナンス事業」の3事業の技術・取り組みが評価されました。東亜グラウト工業HPはこちら→53[出展者]東亜グラウト工業株式会社/株式会社 TMS工業[所在地]〒160-0004 東京都新宿区四谷2-10-3 TMSビル[連絡先]TEL:03-3355-1531 FAX:03-3355-3107担当部署:管路グループ●下水道展 ’23札幌 本紙が注目する今回必見の技術・製品等●出展ゾーン維 持管 理■Technologies & Products, etc 2023管路の洗浄・更生・耐震・資源利用まで多様な技術で“水循環に思いをはせる”S1-04
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