下水道展’23臨時増刊
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 生物脱臭装置は、好気性微生物の代謝機能を利用し臭気成分を酸化分解し脱臭を行います。 ニュートラマン・グランドバイオは、独自に開発されたバイオマット、事前培養、パーシャルオート洗浄機構、二重壁構造等によって生物活性の機能を最大限に活かした包括固定式生物脱臭装置です。 ユニットタイプで処理濃度に合わせたレイアウトが可能なため、下水処理場の汚泥処理系はもちろん、水処理系でも使用され、近年ではMICS施設向け脱臭装置としての実績も増えています。●多量の微生物を包括固定できるバイオマット 微生物の住居であるバイオマットは、交換不要の生物担体です。軽くて強い特殊ポリエチレン製で、バイオマットには、体積の45%をも占める細孔容積があり、細孔内部に多量の水を保留するとともに、脱臭に有効な微生物が包括固定されています。 このため、従来の表面付着タイプに比べ、多量の微生物を保持できます。小 間 番 号■ 札幌ドーム ■●有効な微生物だけを工場で事前に培養 当社の工場で、脱臭に有効な微生物だけを選択培養。バイオマットに包括固定して現場へ送るため、現場で植種から始める一般の生物脱臭装置と比べ、スピーディーに安定した脱臭効果を発揮します。●コンピュータ制御によるオート洗浄システム 微生物が悪臭物質を吸収・分解したときに排出する代謝副産物は、マット内の生息環境を整えるために洗い流さなければなりません。「ニュートラマン・グランドバイオ」は、洗浄時の排水をモニタリングして、マットを洗浄するサイクルを付属の制御盤で自動的にコントロールするシステムを採用することで、安定した脱臭効果を得ることができます。●外気温の影響を受けない二重壁構造 断熱材入りの二重壁構造を採用し、外気温の変化に対応します。寒冷地での温度低下や熱帯地域における温度上昇を防止し、微生物の活性が損なわれないようにしています。●納入後のユニット増設が容易 将来の処理ガス量を増加する場合、あらかじめ設置スペースを確保しておけば、当初の装置に風量増加分の装置を増設することが可能です。●天井が低い現場でも、設置可能な横型タイプ 横型タイプで、脱臭カートリッジが側面から装填できるので、現場の天井が低くても大容量装置の設置が可能です。臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08ニュートラマン・グランドバイオ43[出展者]三協工業株式会社[所在地]〒141-0031 東京都品川区西五反田7-20-11[連絡先]TEL:03-5496-2803 FAX:03-3495-2293Eメール:env.grp@sankyo-kogyo.co.jp 担当部署:本社営業部 環境営業グループ●下水道展 ’23札幌 本紙が注目する今回必見の技術・製品等●出展ゾーン下 水処 理Technologies & Products, etc 2023■生物脱臭装置ニュートラマン・グランドバイオS6-02

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