下水道展’23臨時増刊
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 下水道界最大のイベントである下水道展を初めて北の大地、北海道札幌ドームで開催いたします。最新の技術、機器等が展示、紹介され、全国の下水道関係者にとっての国内最大の情報交流の場となります。これに加え、時宜に即した様々な併催行事・併催企画も行われます。主な催しをご紹介しますので多くの皆様に足をお運びいただきたいと思います。①第60回下水道研究発表会(オンライン併用) 8月1日㊋〜3日㊍の3日間にわたり、今回で60回目となる下水道研究発表会を実施します。 下水道技術や下水道経営などに関する日頃の研究成果や事例を発表し、相互に情報交換、交流を図ることで、下水道事業の持続・発展並びに下水道技術の進歩・向上、人材育成・技術継承等に資することを目的としています。 研究発表会のオープニングに当たり、8月1日㊋11時から特別講演として、東北大学未来科学技術共同研究センターの大村達夫シニアリサーチフェローから、「下水道情報を活用した魅力ある地域社会づくり」と題してご講演をいただきます。また同日13時から「下水道における産官学連携と革新的技術の普及促進」をテーマにパネルディスカッションを行います。 研究発表会では口頭発表391編(日本語376編、英語15編)、ポスター発表29編(日本語24編、英語5編)の合計420編となり、昨年を大幅に上回る数の発表を予定しています。 日本語口頭発表部門では、アセットマネジメント/ストックマネジメント、BCP・リスクマネジメント、震災対策、集中豪雨対策、バイオソリッドの利活用/りん等有用資源の回収、COVID-19の6つの特定課題セッションと、経営・計画、雨水対策、環境・水サイクル・水系水質リスク、地球温暖化/省エネ対策、建設、維持管理、水処理、汚泥処理など11の通常セッションで研究成果等が発表されます。 また、英語口頭発表部門は、新技術、計画と実施事例、サイエンスとテクノロジーのテーマ別に3セッションで発表が行われます。英語での発表、質疑応答の雰囲気を感じていただければと思います。 なお、札幌コンベンションセンターと札幌ドームとを繋ぐ無料シャトルバスを定期的に運行しますので、是非ご利用下さい。②下水道技術情報研修会(ブースツアー) 下水道事業の政策的テーマについて関連するブースへ自治体職員をツアー形式で案内し、ブース案内後に出展者と質疑を中心とする内容のセッションを行う研修会です。 団体における課題や実務における課題に対して、最新の技術情報や製品に関する情報を効果的に収集し、課題解決への一助、職員のスキルアップ、テーマを明確に持った自治体職員同士の人脈形成に繋がる絶好の機会となります。 8月1日㊋から4日㊍にかけて浸水対策やストックマネジメント、脱炭素、官民連携など全11コースを実施します。③下水道官民連携ミーティング 8月2日㊌14時から、下水道事業に関する課題に対して、民間企業が提案を行う「官民による一対一の対話の場」を下水道事業の脱炭素化、下水汚泥の肥料利用をテーマに実施します。 当日は国土交通省から情報提供をいただき、その後、事前に提示された地方公共団体の課題に対して、複数の企業が提案を行い、対話を通じてマッチング、コラボレーションを実現し、新たな価値の創出、課題解決、ビジネスチャンスを生み出すことを目的に実施します。④テクニカルツアー 8月2日㊌および3日㊍に、札幌市の下水道施設を ▶第60回下水道研究発表会 ▶下水道技術情報研修会(ブースツアー) ▶下水道官民連携ミーティング ▶テクニカルツアー下水道展では、ホール内での展示ブースだけはなく、下水道研究発表会をはじめとする会議スペースでのアカデミックな講演・セミナーや、先進的施設を訪ねて回るテクニカルツアーなど、併催行事・併催企画も目白押し。来場者それぞれに興味深いイベントが用意されていますから、実り多い札幌滞在にするために、事前チェック・事前登録はお忘れなく。これら数多くの併催行事・併催企画の中から、おもな4つの催しについて、日本下水道協会・中島 義成常務理事にご紹介いただきました。17公益社団法人 日本下水道協会臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08常務理事中島 義成Yoshinari Nakajima下水道展併催行事・併催企画 のご案内

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