札幌市では、道内の市町村とのつながりを深め、一緒に北海道をもっと元気にしていくため、市民、企業、道内の市町村と共に、様々な分野で「道内連携」の取組を進めています。そうしたことから、道内の25の自治体や機関、団体が一丸となって「オール北海道」として展示を行うこととしました。夏休み期間ということもありますので、学校で下水道を習う小学校3〜4年生を主な対象として、下水道の仕組みや役割、北海道ならではの下水を利用した雪処理施設などを、参加団体の取組事例を織り交ぜながら紹介します。パネルの展示のほか、ARを活用した大雨浸水時の疑似歩行体験や、下水道管内を小型カメラで調査するゲームなど体験型の企画も用意しています。 また、市立札幌旭丘高等学校のサイエンス部の生徒さんと子どもたちが一緒に下水道の役割を学ぶコーナーも設けます。その準備のため、サイエンス部の生徒さんたちが、札幌市の母なる川「豊平川」の生物調査を行い、その結果を展示パネルにまとめ発表します。 さらに、下水道に関するクイズラリーも実施いたします。クイズに回答された方には、当ブースに参加する道内17自治体のマンホールカードを配布しますので、皆様の参加をお待ちしています。 また、札幌開催独自の取組として、『オール北海道 「下水道展 ’23札幌」の舞台・札幌ドームは、多くの特徴を持つ魅力的なイベント空間です。 まず目を引くのが、そのユニークな外観。ドームの屋根は円形をしており、美しい曲線を描いています。透光素材でつくられた屋根からは自然光が差し込むため、昼間は明るく開放的な雰囲気を醸し出します。さらに、四季折々の気候に対応するため、最新の設備を備えています。夏場の炎天下でも涼しい環境を維持し、冬場の寒さにも耐えられる暖房設備が整っていますから、年間を通じて快適なイベントが開催されています。また、安全性にも配慮が行き届き、最新の防災設備や緊急時の対応体制が整っていますので、安心してイベントを楽しめます。 美しい外観と快適な内部空間で、来場者に素晴らしい時間を提供する札幌ドームへ、ぜひお越しください!おもてなしスペース』と称した企画を実施します。 こちらは、参加都市による特産品の販売や、キッチンカーによる道内ご当地グルメの提供などにより、道内市町村の魅力をPRします。多くの皆様に、北海道の食や物産などの魅力を存分に味わってもらいたいと思っています。 そのほか、下水道展にあわせて札幌市で25年ぶりに、新たなデザインマンホールも作製しました。札幌らしいデザインとしてバーチャルアイドル「初音ミク」の冬季版キャラクターで、北海道を応援するために誕生した人気の「雪ミク」をデザインしたマンホール蓋です。大通公園や札幌ドームなど、市内の観光地5か所に設置しますので、お時間があれば、ぜひ5つのマンホールを巡っていただきたいと思います。また、下水道展当日にはこの「雪ミク」がデザインされたマンホールカードも配布しますので期待していただきたいと思います。 下水道展が開催される8月上旬の北海道は、気候も良く、絶好の観光シーズンです。多くの方に「下水道展 ’23札幌」にご来場いただいたうえで、札幌、北海道の夏を満喫していただきたいと思います。そして、是非この機会に普段なかなか目にすることができない下水道を体験し、理解を深めていただければ幸いです。10「下水道展 ’23札幌」徹底ガイド[完全保存版]臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08総力特集
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