開催地として「北海道総合事務所における最新トピック」、「ウォーターPPPの推進について」について、より深く掘り下げてご報告します。さらに、「DX最先端セミナー」では、最新の下水道DX技術のデモンストレーションも予定していますので、奮ってのご参加をお願いします。1.「下水道展 ’23札幌」とは? 8月1日〜4日に開催される下水道展では、民間企業の製品・サービス等の新技術や、国・地方公共団体等の公的機関による下水道普及啓発の為のパネル展示など下水道の最新情報が一堂に展示されます。同時に下水道研究発表会等の行事も開催されますので、大学、国の関係機関、地方公共団体、民間企業の下水道関係者が、それぞれの立場で業務に役立つ情報を求めて、全国から集まる下水道界最大のイベントで、北海道での開催は初めてとなります。2.公益財団法人日本下水道新技術機構の取り組みは? 当機構は、下水道事業の課題解決を通して社会に貢献することを目的とする公益法人で、下水道技術に関する調査・研究開発、民間開発技術の審査証明、下水道関係職員の研修啓発などの事業活動を行っております。 調査・研究開発では、地方公共団体の課題やニーズに適切に応えるテーマに公共団体と協働して取り組むとともに、課題解決のシーズとしての技術開発を民間等と共同して取り組んでいます。また、国の主要施策や新たな事業制度を推進するための政策支援や、将来を見据えた対応技術の自主研究にも取り組んでいます。 これら研究の成果は、技術マニュアル等として取りまとめ、より広く成果が社会一般に還元されるよう普及活動や情報発信等に努めています。 今回の下水道展でも、当機構の事業活動成果の紹(1)展示場では? 我が国の下水道事業の現状は、国及び地方公共団体の財政難、施設の老朽化の進行、下水道担当職員の減少など大変厳しい現状にあり、多くの制約条件の中で下水道機能の持続性を確保していかなければならない状況にあります。加えて、大規模地震や局所的な集中豪雨等の災害リスクの増大に対する対応力の向上、下水汚泥のエネルギー利用など、新たな価値の創造と脱炭素社会の実現などの取り組みを進めることも求められています。 当機構の展示ブース(N5-08)では、「下水道機能の持続性確保」、「災害リスクへの対応力の向上」、「新たな価値の創造」の3つを柱とした展示コーナーを設置し、下水道事業の課題解決に資する様々な調査研究等を分かり易くパネルにして展示します。具体的には、「共同研究による下水道BCP策定支援・訓練支援」、「下水道施設の耐水化計画策定手順等に関する共同研究」、「下水処理場の省エネ診断」、「下水処理場における電気料金の削減手法に関する共同研究」の成果など、課題解決や業務の推進に役立つ研究成果や好事例などの情報を提供します。また、本年もタッチパネル搭載デジタルサイネージを入口正面に設置し、スペースの都合上パネルとして展示できない様々な調査研究成果も紹介する予定であり、きっと皆さんの身近にある課題の解決につながるヒントが見つかることと思います。 来場者の方々には、これまでの研究成果を取りまとめたリーフレット、建設技術審査証明の概要などの資料をお取りいただけるよう準備しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。 「下水道展 ’23札幌」に、地方公共団体職員の皆様をはじめ、産官学の多くの下水道関係者が参加され、来場者及び出展者各位にとって有意義なものとなりますこと、そして、下水道展が下水道界のますますの発展に寄与・貢献することを祈念します。介や技術相談等を通して、公共団体の事業推進に貢献することを目的に参加します。08Katsuhisa Shioji「下水道展 ’23札幌」徹底ガイド[完全保存版]公益財団法人 日本下水道新技術機構塩路 勝久 理事長臨時増刊「下水道展 ’23札幌」 2023.08 下水道展 ’23札幌 開催に寄せて総力特集課題解決に役立つ最新情報が一堂に
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