下水道の散歩道 第34-63回
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第3種郵便物認可 第2002号 令和5年9月19日(火)発行(31)5.おわりに【筆者略歴】山梨県北杜市出身。東京大学工学部都市工学科卒業。建設省入省。都市局下水道部下水道事業課配属。1987年西ドイツカールスルーエ大学客員研究員、1991年京都府下水道課長、その後、建設省下水道事業課建設専門官(予算総括)、同下水道事業調整官、東北地方整備局企画部長、国交省下水道事業課長、国交省下水道部長、日本下水道事業団理事、日本下水道事業団理事長(公募による選任)、㈱NJS取締役技師長兼開発本部長等を歴任。2022年3月より㈱NJSエグゼクティブ・アドバイザー(常任特別顧問)。2022年5月より一般社団法人日本下水サーベイランス協会副会長・企画委員長。その他、(公財)河川財団評議員、(一社)日本非開削技術協会理事、等を務める。技術士(上下水道部門(下水道))。著書に『21世紀の水インフラ戦略』(理工図書、書き下ろし)がある。表3 水中ドローン 標準仕様表4 LUCY 標準仕様写真3 水中ドローン写真4 LUCY(矢印は進行方向)構造長さ幅高さ457mm575mm330mm約16kg300m乾燥重量ケーブル長項目重量全幅全長高さ走行時間搭載カメラ能力最大水深最大速度搭載可能重量連続稼働時間スペック10.0kg(バッテリー含)180mm410mm150mm約3時間程度1200万画素性能300m1.5m/s(全方向)2kg(水中重量)1~4時間に活用して、安全で、効率的な下水道インフラのインスペクションを展開していく所存です。上下水道インフラのBHAG達成のためには、こうした独自開発による「TECHNOLOGICAL INNOVATION」が必須です。※ ドローン・ロボティクス関係のお問い合わせ先は、以下です。㈱FINDi(ファインド・アイ)http://www.findi.co.jp担当者:池田浩史メールアドレス:findi@findi.co.jp電話番号:03-6324-4342住所:東京都港区芝浦一丁目1番1号 水道行政と下水道行政の一元化、ウォーターPPPの推進と、下水道インフラを取り巻く環境は、急速な変化に見舞われています。大きな過渡期に来ていると思います。その中で、上下水道インフラ関係者が、常に真っ先に心掛けるべきことは、「下水道の散歩道」第1回の冒頭で述べた「国民第一・市民第一」です。上下水道インフラの将来を考えるとき、認識の頂点・ゴールとして常に意識すべきことは、「国民第一・市民第一」です。上下水道政策の立案、上下水道事業の執行、上下水道関連技術の開発等に携わっておられる上下水道関係者の皆さん、常に「国民第一・市民第一」を胸に、輝ける上下水道インフラの未来を目指し、今後とも、お互い、がんばっていこうではありませんか。

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