下水道の散歩道 第34-63回
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化表 水コン協「10の主要行動」と「骨太の方針2022」の対比「10の主要行動」内容業務領域を拡大し、変化する地域・社会・事業体の課題に適時・的確に対応健康と安全をまもる衛生インフラとして、地域・都市のサステナビリティの向上を図る災害に強い安全安心で強靭な地域づくりと災害時の対応脱炭素化に向けての積極的な提案と実践上下水道界のDX 化への全面的支援と自らのDX 化の実践官民連携、多様な関係者との幅広い連携、広域化・共同化への適切な支援と実践水コンサルタントの社会的地位・知名度確立と経営基盤の確立働き方改革等による魅力ある職場の創出と人材確保・人材育成・エンゲージメント上下水道分野で技術面・技術開発面でもリーダーシップを発揮国際展開への貢献第3種郵便物認可 「10の主要行動」主要行動1課題に適時的確に対応主要行動2生命をまもる主要行動3災害対応主要行動4脱炭素化対応主要行動5DX 対応主要行動6官民連携対応主要行動7リスペクト受ける存在に主要行動8働き方改革・人材育成主要行動9技術開発主要行動10国際展開◦ 第2章 社会課題の解決に向けた取組……課題解決を成長のエンジンに変え、地域活性化・持続可能な経済を実現◦第1章 経済社会活動の正常化に向けた感染症対策◦第3章 国民生活の安全、安心◦ 第3章 内外の環境変化への対応……防災・減災、国土強靭化への対応に、必要・十分な予算を継続的に確保◦ 第2章 重点投資分野(4)GXへの投資……地域脱炭素の加速◦ 第2章 重点投資分野(3)DXへの投資……地方自治体のデジタル化推進。自治体DX推進計画◦ 第2章 PPP/PFIの活用等による官民連携の推進……今後5年間は「重点実行期間」◦ 第4章 官民連携により、中長期的に大胆で計画的な重点投資の推進◦ 第4章 生産性を高め経済社会を支える社会資本整備……インフラ分野のDX加速。必要な社会資本整備事業量を着実に確保◦ 第2章 重点投資分野(1)人への投資……人的資本投資、多様な働き方の推進、良質なテレワークの促進、「資産所得倍増プラン」◦ 第2章 重点投資分野(2)科学技術・イノベーションへの投資(AI、バイオ等)◦第2章 重点投資分野(3)スタートアップへの投資◦第3章 対外経済連携の促進……自由で公正な経済圏の拡大「骨太の方針2022」の記述第1973号 令和4年7月26日(火)発行(43)6. 水コン協「10の主要行動」と「骨太の方針2022」の対比ゲージメント(社員の熱意・活力の向上)に努め、水コンサルタントの魅力を広く社会に情報発信していきます。(主要行動9)上下水道分野で技術面・技術開発面でもリーダーシップを発揮 水コンサルタントは、地域に合った最適技術を公正に判断し、分野によっては水コンサルタント自らが技術開発を実行します。必要に応じて、他業界や学・官とも連携し、技術面・技術開発面でリーダーシップを発揮します。(主要行動10)国際展開への貢献 水コンサルタントは、世界に目を向け、海外情報の共有、海外への技術輸出、海外業務の展開を、各方面と連携を図りながら推進します。また、海外への情報発信等を通じ、脱炭素化やSDGsの目標達成に貢献します。 表に、水コン協「10の主要行動」と「骨太の方針2022」の対比を示します。両者の目指すべきものが、一致していることがわかります。特に、「人への投資の重要性の認識と重点化」「技術開発・イノベーション技術の強化の必要性」「今後の官民連携のさらなる重要性と、民間側からの提案・民間主導の必要性の認識」「GX、DX対応の緊急性の認識」「災害対応強化の重要性」等は、極めて先導的な考え方にもかかわらず、完全に一致しています。日本政府の今後の目指すべき姿に対し、水コン協の果たすべき役割が決して小さくないことがわかります。まして、上下水道界全体としては、大きな貢献が期待されます。日本の将来に大きな役割を果たす上下水道界の一員として、誇りを持ち、力強く進んでいきたいものです。 以上、水コン協の新しい行動指針・第三期中期行動計画を概観しました。水コン協及び水コン協会員各社は、この取り組みを実践し、上下水道インフラ界全体の発展のために、全力を尽くす覚悟です。関係者皆で連携を図り、上下水道インフラ界のさらなる飛躍に繋げたいものです。

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