)teef-ercadnasuoht( esU retaWdelcyceR 01970HealdsburgWindsorSanta RosaThe GeysersSolar PoweredNE TreatmentPlantLakeportMt. KonoctiKelseyvilleCobb MountainAnderson SpringsMiddletownClearlakeOaks TreatmentPlantClearlakeSolar PoweretlSE TreatmentPlantLower Lake80070060050040030020010019%2%商工業用9%Environment 4%Other 2%Recreation 4%19751980Southeast Geysers EffluentPipeline (SEGEP)Santa Rosa Geysers RechargeProject (SRGRP)Pump StationTreatment PlantPower PlantSolar Panels19851990199523%37%200020052010第3種郵便物認可 処理場があり、1億5500万m3/日の下水処理水を排出している。これに対し約1500ヵ所の水再生利用施設があり、都市排水の6%(1000万m3/日)が2005年に利用され年間15%増加している。その再利用施設の約90%をカリフォルニア、アリゾナ、フロリダ、テキサスの4州で占めている、中でもカリフォルニアがリーダー格であると報告している。 リーダー格のカリフォルニア水管理当局のレポート(SWRCB&DWR(2012))によると同州では100年前から下水処理水の利用を開始し、1950年までに36ヵ所で農業用水として使われてきた。1970年には17万5000エーカーフット(約2億1578万m3/年、AF=約1233m3換算)、2010年では67万AF(約8億2611万m3/年)の再生水が利用されている。 同州では壊滅的な干ばつ対策としてさらなる下水処理水の再利用が推進されている。例えばオレンジ郡では下水処理水を地下の帯水層に注入し、一日あたり7000万ガロン(約26万トン)を再利用している。この処理水は精密ろ過処理、逆浸透膜処理、さらに促進酸化法により高度処理がなされ15マイル離れた浸透用地域にポンプ輸送されている。地下帯水層に注入された処理水は、その後、飲料用水を含む淡水資源として利用されている。 ロサンゼルスでも2000年に下水処理水プラントを完成させたが、飲料水への適用は市民の反対により凍結されている。下水再生水の農業用水利用、塩水化の防止用水、さらに環境修景用水はお馴染みであるが、変わりダネは地熱発電用水である。 同州サンフランシスコの160km北部にあるガイザース地熱発電所(23ユニット、総合発電設備容量1548MW)では蒸気用の水源としてサンタ・ローザ市(人口17万2千人)の下水処理水を活用している。このプロジェクトは1995年から始まり、69マイルの配管で上部のクリア・レイクの水源地に約2.5万m3/日の下水の二次処理水を送第1839号 平成 29年3月28日(火)発行都市・環境農業・灌漑クリア・レイク(2次処理水貯留)地熱発電所ポンプ場水し、さらに2003年から三次処理された下水処理水を約3万m3/日、40マイルの配管網で地熱周辺井戸に注入し、地熱発電用蒸気発生の安定化を図っている。もちろん「世界最大級の下水処理水から地熱電力創出」のプログラムである。 日本は世界第三位の地熱大国であり、将来はこのような活用も期待されるであろう。地下注入地熱発電サンタ・ローザ市カリフォルニア州 リサイクル水のトレンドと用途(出所:SWRCB and DWR(2012))ガイザース地熱発電向け下水処理水注入プロジェクト(出所:http://www.geysers.com/water.aspx)約8億2611万㎥/年2010年100TAF :1億2330万㎥
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